料理をサポートしてくれる人工知能を作ろう!
公開日: 2016年7月6日水曜日 データ解析
美味しい料理を作るための動画はたくさんあります。この動画データを使って、料理のやり方を直してくれたり料理をサポートしてくれる人工知能 (数値モデル) を作ることを考えましょう。
基本となるのは、動画同士の類似度や画像同士の類似度です。料理をしている自分の動画を撮り、その動画・画像と似た動画をweb上のレシピ動画から探します。自分の料理動画と似た動画があり、同じ料理を作っていたら、やり方は合っているといえます。具体的には、入れる調味料の量とか混ぜる時間とか火の強さとかがOKということです。
類似した動画がレシピ動画にはなかったり、あっても別の料理だったりすると、何か料理のやり方が違うということです。正解の動画と間違えた自分の動画との違いから、どう改善すればよいかモデルに提案してもらいましょう。つまり、どうして類似していないのか、どこをどう変えれば動画が類似するようになるのか、といったことをモデルは示してくれるわけです。
レシピ動画にはない、新しい料理を作るときには、さらにハードルが上がります。まず、各料理を記述子 (変数・特徴量) で表さないといけません。そして、動画データと料理データとの間でモデルを構築します。そして、新しい料理データからそれに対応する動画データを推定するわけです。あとは先ほどと同じように自分の動画とどれくらい類似しているか、でやり方が合っているかどうかを確認したり、間違っていたらどう直せばよいかを検討します。
特に料理の初心者にとても役に立つシステムになると思います。
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