嫁が修学旅行で沖縄へ、しかし嫁は嫌がっています

公開日： 2016年5月10日火曜日 気づき

しっかりと話を聞かないと分からないことがあるなあ、という話です。

嫁は高校の教師をしていまして、修学旅行のため明日から沖縄に行きます。しかし、嫁はこれをとても嫌がっています。

例えば、嫁がtwitterやfacebookで

『明日から修学旅行で沖縄です。』

と書き込んだとしましょう。周りの反応は、沖縄いいな、とか、仕事で沖縄なんて羨ましい、とかだと思います。特に南国系が好きな人にとっては、代わりに行きたいくらいでしょう。

しかし重要なことは、沖縄で嫁は基本的に四六時中 生徒の面倒を見なければならないということです。電車、飛行機、バスなどで体調が悪くなった生徒がいれば、その生徒の看病をしなければなりません。集合時刻に来ない生徒を探さなければなりません。夜は夜で見回りをしなければなりません。また、酔い止めなどの薬・絆創膏などをずっと持っていなければなりません。

嫁が嫌と言っていたのはこのことです。修学旅行中に教師の自由時間は全くありません。

しかし、

『明日から修学旅行で沖縄です。』

という文言だけでは、同じ教師でもないかぎり、嫁が嫌がっていることは想像もできないと思います。私も最初は、なんで？沖縄楽しそうじゃん？と思ってしまっていました。もちろん、今でも「修学旅行中の高校教師」を自分で経験したわけではありませんので、100%理解しているわけではありません。

実際逆の立場で、わたしが海外出張のときは、嫁のほうがわたしに、海外に行けていいなあ、といったことを言います。しかしわたしとしては、海外出張に向けた論文執筆や現地でのプレゼンテーションの準備を考えると、必ずしも手放しに喜ぶことはできません。

当たり前と思っていることでも、しっかりと話しを聞かないと分からないことはありますね。