病気の発症には何が要因として聴いているのか、データ解析・分析によって検討しよう!
公開日: 2016年7月9日土曜日 データ解析
乳がんは東京、肝臓がんは西日本…発症に地域差 : 読売新聞
病気の発症に地域差があるという記事です。地域差って漠然としてますよね。もっと細かく解析できれば、より具体的にそれぞれの病気の発症に関係する要因を検討できます。
たとえば、東京っていっても、23区内と檜原村で全然違いますよね。また、東京っていっても、電車の乗車時間とか、排気ガスの量とか、通勤時間とか、いろいろと特徴づけられる変数があります。こういうのを一緒くたにして、「東京」としているんです。
なので、とりあえず地域で区切るのではなく、地域を表現できるような変数を作りましょう。先ほど挙げた、電車の乗車時間・排気ガスの量・通勤時間もそうですし、りんごの消費量とか、平均日射量とか、年間降雨量とか、もそうです。こういった地域を表現する変数に加えて、個人を表現できる、一日の平均消費カロリー、一週間で取った各栄養素の量とかの変数も同時に扱いましょう。
そして、地域の変数・個人の変数と病気の発症との関係性をデータ解析によって検討することで、病気の発症には地域が効いているのか、個人の習慣が効いているのか、調べることができます。
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