人工知能に人の評価を任せよう!
公開日: 2016年6月20日月曜日 データ解析
採用から育成、評価まで…AIが「人事」の意思決定をサポートする時代に
人工知能が人を評価する時代がきます。そういった人工知能も、人の採用・育成・評価データから人が作っています。人工知能に支配される、といったような変なことは一切ありません。むしろ、変な・気の合わない上司の気まぐれによって評価されるよりはよっぽどよいです。
では、このような人を評価する人工知能を、どうやって作り運用していくのがよいのでしょうか。
まず、その人を評価するための適切な変数 (記述子・特徴量) を考えなければなりません。『ほくろの数』とか『耳の角度』とかは人の評価に関係ありませんよね (そもそもデータとしてあるのか不明ですが・・・)。適切な説明変数を用いる必要があります。
あとは、これまでの評価データを用いて、評価をクラス分けするクラス分類モデルを構築するだけです。新しい人の説明変数の値をそのモデルに入力することで、その人がどの評価クラスに属するか、判定できます。もちろん、モデルの適用領域の外だった場合は、仕方ありませんので別に人が判断する必要があります。
あとは、短期的な評価と長期的な評価をどう考えるかですね。短期的な成長には寄与する成果はあげたので評価は高いけど、長期的には衰退していく分野なので評価できない、とかありそうです。
短期的な評価と長期的な評価とをどんな重みにして、最終的な人の評価にしていくかが鍵になります。
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